2012年2月9日木曜日

3.11未来へつなごう いのちのわ 参加の呼びかけby松本 文六実行委員長

2011年3月11日14時46分、宮城県東南東沖130kmの海底を震源として発生した東北地方太平洋沖地震は、日本における観測史上最大の規模のマグニチュード9.0を記録し、震源域は岩手県沖から茨城県沖までの南北約500km、東西約200kmの広範囲に及びました。

そして、東京電力福島第1原発は東日本巨大津波大震災の被害に追い打ちをかけるように、冷却水喪失と全電源喪失という二重の事態に陥り、4基の原発がメルトダウンと水素爆発という人類史上最悪の事故となりました。

その結果、今後福島の子どもたちを中心に、関東一円にばらまかれた放射能によってガンや白血病などの犠牲者がこれから数多く出てくることが予想されます。
1年経った3.11を迎える私たち日本人は、東日本巨大津波大震災と福島原発事故を忘れることのないように、事故の教訓を1人1人の心の中に刻み込んでおく必要があると思います。

福島から九州に疎開している母子が昨年の10月29日「さよなら原発おおいた集会」でこのような発言をしました。
「私たちと同じ犠牲を九州の皆さんも味あわないでください。
こんな原発の犠牲になるのは私たちだけでたくさんです。
私は今すぐにでも福島へ帰りたいのです。
でも帰れません。
私は何か悪いことをしたのでしょうか。
もう、こんなことで家族が引き裂かれて、涙しながら生きるなんてまっぴらです。
どうか皆さんも同じ犠牲者にならないように一刻も早く全ての原発を止めてください」と。

この巨大津波大震災は、2万数千人に及ぶ死者・行方不明者・被災者を産み出し、地域の漁業・農業・酪農は壊滅的な状況に追いやられました。
その上、原発による放射能被爆問題は人のみならず牛・馬などの動物をも死へと追いやっています。
いのち支える食・住・医を破壊しつくす様は、原爆被災の広島・長崎の光景と全く変わりません。
今こそいのちと絆の意味を問い直したいものです。

私たちは、3.11を忘れずに、この国のあり方をも含めて考えるきっかけになるような集会を3月10日と11日に実施することを計画しています。
1人でも多くの方々が若草公園に集い、これからの日本が、そして世界がどうあるべきなのか、エネルギー政策をどのように進めるべきなのかなど、一緒に、冷静に、そして違いを超えて議論しようではありませんか。
ご参加をお待ちしています。

2012年2月7日

  さよなら原発おおいた実行委員会
                        実行委員長 松本 文六

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